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2007.05.22 Tuesday |  | - | - | - | 

長い長い戦いの始まり…

 ある日突然、私は地獄に突き落とされたような衝撃を受けた……、あの日からちょうどリミットの3ヶ月が過ぎたところだ。
 そして、やっと明るい光が見えてきた。

 去年の10月30日早朝、実家の父からの突然の電話。早朝の電話というのは、どうにもいやな予感が付きまとう。12年前にも同じようなことがあったせいかもしれない。

 12年前、当時大学生だった私は東京で生活していた。その日もやはり朝6時に母からの突然の電話。
「どがんしたと??こがん朝早うに…」
「……落ち着いて聞いてね。じいちゃんが今病院に運ばれたとよ。慌てんでよかけん、今日こっちに帰ってこれる?」そういう母の声はとても落ち着いていた。
「慌てんで」なんて言われても、突然のことでパニックになり、私は自分を落ち着かせようと必死だったが、それでも飛行機の中ではずーっと震えと涙が止まらなかった。
 家に着いたとき、じいちゃんはすでにお棺の中で冷たくなっていた。とても優しい顔で眠っているかのようだった。
親戚や近所の方々が大勢集う中、駆け込んだ私は人目もはばからず大声で泣き叫んだ。

 あの時と同じようないやな感覚が直感で私の脳に飛び込んできた。
「なんかあった??」私は、電話口で狼狽しているらしい父に聞いた。
「今兄ちゃんがお母さんば病院に連れて行ったとさ。昨日の晩からお母さん、動ききらんごとなって……。今兄ちゃんから電話のあってね、お母さん、ようない状態のごたっ。先生から『後もって3ヶ月』って言われた……。こっちに帰ってきてくれるや?」電話口から父が泣いているのが分かった。

 母に病院での検査を勧めたのは先週だった。たまにしか実家に帰れなかった私には、母の状態が悪いことなど気づきもしなかった。しかし、一緒に生活している兄にとっては、そのわずかな異変が大きな疑念となっていた。
「お前からもお母さんに検査に行くごと言うてくれんや?兄ちゃんから言うても、ウンウンって聞き流すだけさ。言うても聞かんけん、先に病院予約してしまおうかって思いよるっちゃん……。いやな予感のして、俺ここ2週間ぐらい、夜眠れんでおるとさ」
そんな話を二人でした翌日、私からも母に、病院の検査を受けるようにと念を押し「早速、明日兄ちゃん、病院に予約入れとってね」と母の前で兄に頼んだ。
 そうして翌日の10月27日、やっとのことで母は大きな病院の検査を受けた。結果が分かるのは11月2日だった。しかし、その日を待たずに、母は、またその同じ病院に運ばれてしまった。
事前に検査を受けていたため、母が運ばれた日、すぐに事実が分かった。

  ………末期の肺ガン、余命3ヶ月………

 目の前が真っ暗になるとはこのことだ…。
「とりあえず、今から帰ってくるけん!お父さん、落ち着いてよ」
トウチャン(主人)とお義父さんに事情を話し、すぐに実家に帰ることとなった。ボーっとしながらも、当分の着替えと、治療に生かせそうな持ち合わせの本をかばんに詰め込み、実家まで車を飛ばした。

2007.02.01 Thursday | 22:16 | comments(2) | trackbacks(0) | 家族で挑むガン闘病記 | 

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2007.05.22 Tuesday | 22:16 | - | - | - | 
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